予約時のトラブル

ケース①予約した名前が違っていた!


海外への飛行機は、パスポートとローマ字のスペルが完全に一致していないと別人と見なされるため乗れません。
(同じ佐藤さんでも「SATO」さんと「SATOH」さんは別人です!)
婚姻で苗字が変わって戸籍の名前が変わっていても、パスポートの名前変更をしていない場合は、旧姓が正しい名前になりますので、注意しましょう。
WEBサイトから自分で申し込む場合、姓名を逆に入力してしまうお客様がとても多いです。
【SURNAME:姓(苗字)/ LAST NAME(GIVEN NAME):名前】となりますので、必ずご確認ください!

また、まれに外国籍の方は、ローマ字で印字されている表記と、MRPと呼ばれるパスポート下部の名前の読み取り表記部が異なる場合があります。
MRP表記が正式名となりますので、ご注意ください。
(でも乗せてくれることも結構ありますので、航空会社にご確認ください。)

性別(MR:男性/MS:女性/MSTR:男児/MISS:女児)が違うのもNGです!
しかし、ジェンダーフリーの観点から、性別表記をなくす国も出始めています。
近い将来、航空券に性別表記が消える日もやってくるかもしれませんね!

出発前に航空券と名前が違っていることが発覚した場合は、すぐに申込みの旅行代理店・航空会社へ連絡を取りましょう。

10年前なら一文字違いや姓名逆は結構搭乗させてくれていましたが、テロの脅威等が強まったこともあり、最近は非常に厳格にチェックされています。
軽く考えずに必ず確認してください。

航空会社や航空券の種類によっては、¥0~¥10,000ほどでネームチェンジ(名前変更)をしてくれる場合もありますが、大体の格安航空券は買い直しとなります!
無駄なキャンセルチャージを支払うことになりますので、予約の際は慎重に確認しましょう。

お友達が実は在日の韓国籍だった、源氏名だった、ということもありますので、代表して全員分申し込む場合は、事前に本人に必ず確認しましょうね!
以前ホストクラブの社員旅行を手配した際、半分くらいが源氏名だった、という事件もありました・・・。
どうりでみんなかっこいい名前だと思ったんですよね!(笑)

 

ケース②予約した日付・行き先が違っていた!


羽田空港の滑走路が増えたり、LCCやチャーター便の増加に伴い、深夜発のフライトが増えてきました。
特に0時過ぎのフライトは集合時間と出発時間の日付が異なります。
ご希望の出発日はフライト時間でいつなのかを必ず確認しましょう!

この日付の勘違いで、空港に行ったら実は前日のフライトだった、というトラブルはほぼ毎日起こっています!

また、同じ名前の都市も実はよくあります。
アメリカのオークランドに行くつもりが、ニュージーランドに到着した、という笑い話のような事実も実際に起こっています。

同じ都市でも空港がいくつもある都市も多いので、乗継フライトを購入する際は、
到着空港と出発空港が同じかも必ず確認しましょう。
特に国際線と国内線は空港が異なることが多いです。
空港間を移動する手段を考えなくてはいけませんし、荷物も途中でピックアップしなくてはいけません。
大変手間になりますので、よっぽどのことがない限り、乗継は同一空港で行いましょう。

ただし、日本国内線は羽田発着のフライトが多いため、羽田~成田の移動は良く発生します。
日本国内ですし、バスも出ていますので海外よりは移動しやすいですが、余計な手間や交通費が発生することをお忘れなく!

間違いに気付いた際は、早急に予約した旅行代理店や航空会社へ連絡をとりましょう。

 

ケース③予約時より値上がりしたと言われてしまった!


ポイントになるのは、「値上がり時が契約成立前か、後か?」という点です。
主催旅行(ツアー)の場合は、申込用紙提出と申込金入金時、手配旅行(航空券手配)の場合は、全額入金時が一般的な契約成立と見なされます。
(※申込み店によって異なる場合がありますので、必ずご確認ください)
その後に値上がりと言われても、消費者は契約が成立しているので、断ることができます。
しかし、契約成立前に値上がりの連絡を受けた場合は、その値上がり金額でないと商品が購入できません。

よく「仮予約」という言葉を使って、座席やツアーをおさえておく、ということがありますが、厳密にはこの時点では契約は成立していませんので、ご注意ください。

しかし、言った言わない、聞いた聞いていない、というミスコミュニケーションにより、どちらの言い分が正しいか分からなくなる場合がありますので、申込時に必ず確認したいですね。